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つづく

一つ前の時代へ




七十一番職人歌合の世界
室町時代(1500年制作)


職人歌合絵巻は、中世の庶民の姿を描く貴重な資料です。
中でも,この七十一番は、実に142職種を網羅しており圧巻。
その内 小袖を知る資料のごく一部を紹介します。



たち君




絵師




扇売り




曲舞(くせまい)




ぬい物師(刺繍)




たき物売り




帯売り


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小袖絵巻
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この絵巻は、随時訂正・更新して長く伸びてゆきます。
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今日の民族衣装「きもの」のデザインの元は、「小袖」です
その小袖が歴史の表舞台に登場したのは
戦国時代末期から安土桃山時代(16世紀後半)と言われています。

永禄九年(1566年)小袖
永禄九年(1566年)小袖
KOSODEの魂

しかし、それ以前・以降の日本人は
小袖と関わりがなかったのかと言うと、さにあらず。

その魂は、連綿と繋がっていました。

この時代を基点として
↑以前(before)↓以降(after)
小袖の歴史絵巻の紐を解きたいと思います。







戦国の肖像


まずは、この時代の武将や夫人の肖像画から。

像主不明もありますが、すべてそれなりの立場であった人たちです。
庶民じゃ、とてもじゃないが
肖像画なんて残す事は、できません。

当時の殿や姫が、どのような衣を纏っていたかが、わかります。





足利義輝




毛利元就




武田信玄 伝畠山義続


この頃(永禄Iの武将たちは、小袖の上に、
直垂大紋素襖などの広袖と袴(裃)を着ていました。
この時代の小袖はあくまでもアンダーウエアーなんですが
その衿元からは、結構豪華で派手な模様を覗かせています。

 

広袖・直垂(ひたたれ)
小袖と対極的になる広袖(大袖)とは、
端的に言うと、袖口が全開している衣をさします。




時代が少し下り、安土桃山時代
直垂系の袖を取り払い、簡略化した肩衣(かたぎぬ)を着るようになります。

これは、江戸時代には武士の正装となり
「裃」(かみしも)として、時代劇ではおなじみの衣装です。




織田信長

信長の美人姉妹の肖像。



お犬の方細川昭元夫人)

当時は、小袖の上に打掛を羽織るか、
夏にはその打掛を腰に巻いていました。
この腰巻姿は、現代でいうと
セーターを腰に巻くファッションに似ていますね。



お市の方浅井長政夫人

小袖や帯がよくわかる肖像画もあります。



虎姫中川秀成夫人)



お久 (藤堂高虎夫人)



像主不明(慶長美人)

像主不明ながらも、安土桃山時代を代表する美人肖像画。

確かに今見ても、美しい。






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