お市の方(1547〜83) 浅井長政夫人  持明院収蔵

信長の妹。 お犬の方の妹。(姉の説もある)
茶々(豊臣秀吉側室)・(京極高次正室) ・(徳川秀忠正室)の母。
柴田勝家
夫人でもある。


以上の華やかな系譜もあるが、戦国の美しくそして悲劇のヒロインとして、
歴史ドラマでの出演が多く、本人及び
この肖像も広く知られてます。

さて、この肖像画の小袖
小袖研究の権威 
切畑健先生の指導の下
京都の職人集団 染技連さんの手によって復元されています。
よみがえる小袖展 大阪歴史博物館




衿元をよく見れば、わかりますが
一番下に白無地を着て



段文様片身替わ肩裾小袖 辻が花
紅小袖
草花雲文様片身替肩裾模様小袖 縫箔
菊霧紋並べ文様小袖

の小袖の5枚重ねをして
最後に

 花立涌に丸に菊唐草文様打掛 唐織
を腰に巻きます。



画像は、「お市の方 復元小袖着装実演会 於 大手前大学」から
講演・着付け 切畑健教授(当時)


これを腰巻姿と言います。
いえば、洋服の腰巻きコーデと同じですね。




腰巻姿は夏用とも言われてますが、これだけ重ねたら。夏は暑い。
やはりこれは、現代と同じ感覚というと
当時流行のファッションと捉えた方がよさそうです。



国宝 花下遊楽図屏風 (部分) 桃山時代 狩野長信画 東京国立博物館収蔵

これは、両袖脱ぎとは違い、お市の方像と同じ腰巻です。
当時の帯は細く、またゆったりと締めているので
それで踊ったりすると、この帯では支えきれず、ずり落ちてしまう。
打掛を帯代わりして強く結び、挟みこんでいるのです。

小袖絵巻